白菜の1/4カット分では97kcal、鍋用の分量(200g)でもわずか28kcalしかありません。この低カロリーさが白菜の一大魅力です。
とはいえ、白菜は主に水分で構成されており、腹持ちがあまり良くありません。そのため、ダイエットにはあまり適していないと言われています。
今回は、白菜がダイエットに向かない理由や、効果的な食べ方、そして白菜の栄養成分について詳しくご紹介します。
野菜である白菜がダイエットに向かない理由
白菜はカロリーが低い反面、栄養価が乏しく、そのほとんどが水分です。そのため、食べてもすぐにお腹が空いてしまい、ついつい間食したくなったり、次の食事量を増やしてしまうことがあります。結果的に、摂取カロリーが増えてしまい、ダイエットに逆効果となってしまうこともあります。
さらに、白菜は鍋料理で調理する際、誤った調理時間で煮込むとクタクタになり、食べる気が失せてしまうこともあります。鍋料理で白菜を楽しむ場合は、腹持ちの良いキャベツを選択する方が良いでしょう。
ダイエットに効果的な白菜の食べ方
白菜はもともと腹持ちが悪いので、あまり長時間煮込まず、歯ごたえを残すことがおすすめです。
豚肉と白菜のミルフィーユ蒸しは、蒸し料理なので白菜の食感が残り、豚肉の脂で満足感も得られるため、おすすめです。
また、白菜の漬け物（市販品1パックで50kcal）は低カロリーで食べ応えがあり、口寂しいときにつまむのに適しています。ただし、塩分が高いため、食べ過ぎに注意し、白米を欲する可能性もあるので、気をつけましょう。
白菜の成分と栄養は？
白菜は95%が水分で、栄養価は低く、微量のビタミンCやカリウム、食物繊維が含まれています。
また、白菜に含まれるイソチオシアネートは食欲を増進させる効果があり、そのためダイエット向きではありません。
白菜の食べ過ぎによる弊害とは
白菜は消化が良いため、多少食べ過ぎても大丈夫だと思われがちです。
しかし、白菜の食物繊維を過剰に摂取すると、便秘や下痢のリスクが高まります。
さらに、生の白菜に含まれる酵素が甲状腺に影響を及ぼす可能性も指摘されています。
食べる際には、しっかりと加熱することが大切です。1日の摂取量は500g程度に抑えると良いでしょう。
妊娠中や授乳中の女性も、食べ過ぎには十分注意し、加熱処理を忘れないようにしてください。
子どもの場合は、甲状腺への影響を考慮して、大人の摂取量の半分程度に抑えるようにしましょう。
まとめ・白菜はダイエット中には使いにくい食材
白菜は低カロリーであり、消化が良すぎるため、腹持ちが悪く、ダイエット向きではありません。
鍋料理にする際は、白菜よりもキャベツの方が歯ごたえが残りやすいのでおすすめです。
また、白菜でおすすめの食べ方は、豚肉と白菜のミルフィーユ蒸しで、歯ごたえを残した調理法です。
成分や栄養を見ても、それほど魅力がない白菜は、積極的に摂取する必要のない野菜と言えるでしょう。
