トルティーヤは、トウモロコシを挽いた粉を用いて作られるメキシコ料理の一種です。近年では、コンビニなどでも具材を巻いた形で手軽に購入することができます。見た目は健康的であるように見えますが、実際にはダイエットに適しているのでしょうか？今回はトルティーヤのカロリーや糖質に焦点を当て、そのダイエット効果について詳しく考察してみたいと思います。
トルティーヤのカロリーは高め？太る？痩せる？
では、まずトルティーヤのカロリーについて見ていきましょう。一般的に日本で手に入るトルティーヤは、トウモロコシではなく小麦粉から作られています。それぞれの種類ごとにカロリーを比較してみましょう。
トルティーヤ（トウモロコシ）：100gあたり286kcal
トルティーヤ（小麦粉）：100gあたり257kcal
トウモロコシで作られたトルティーヤの方がカロリーが高くなっていますが、大きな差はありません。一枚のトルティーヤの重さは約25gほどなので、トウモロコシの場合は約71.5kcal、小麦粉の場合は約64.25kcal程度です。
これはかなりカロリーが抑えられています。2枚食べても100gの量にしかなりませんし、4枚食べても100g分程度です。そのため、トルティーヤはカロリー制限ダイエットに適している食品と言えます。ただし、トルティーヤに具材を乗せることでカロリーが大きく変わるので、注意が必要です。
トルティーヤの糖質は？糖質制限ダイエット向き？
それでは次にトルティーヤの糖質について見ていきましょう。トウモロコシと小麦粉で作られたトルティーヤの糖質量を比較してみましょう。
トルティーヤ（トウモロコシ）：100gあたり45.6g
トルティーヤ（小麦粉）：100gあたり44.7g
両方のトルティーヤの糖質量はほぼ同じです。100gあたり約45g前後の糖質を含んでいます。しかし、一枚のトルティーヤの重さは約25gほどなので、1枚あたり約11g程度の糖質が含まれます。
具材によって糖質の量は変わりますが、2枚分程度までなら問題なく摂取できます。トルティーヤの量を減らし、具材を多めにすることで糖質のオーバーを避けることができます。食べ過ぎには注意が必要ですが、適切な食べ方をすればトルティーヤは糖質制限中でも食べることができます。
トルティーヤの脂質はどれくらい？
ダイエット中の方は脂質にも注意を払うでしょうから、トルティーヤの脂質についても見てみましょう。
トルティーヤ（トウモロコシ）：100gあたり7.7g
トルティーヤ（小麦粉）：100gあたり4.5g
トウモロコシで作られたトルティーヤの方が脂質はやや高めですが、100gあたりの脂質量は7.7g程度です。女性が1食で摂取する脂質の目安は16.2gですので、トルティーヤの脂質量は許容範囲内に収まっています。脂質は必要な栄養素の一つですので、適量摂取することが重要です。
脂質制限を重視する場合は、小麦粉で作られたトルティーヤの方が適していますが、健康的にダイエットしたい場合には、トウモロコシのトルティーヤも選択肢に入れることができます。ただし、具材との相性も考慮して選ぶことが大切です。
ダイエット中はトルティーヤを食べるときのポイント
トルティーヤはダイエットに適した食品ですが、食べ方には注意が必要です。以下の点に留意することが重要です。
1. ダイエット方法に合わせた具材を選ぶ：カロリー制限なら低カロリーな具材を選び、糖質制限なら低糖質なものを選びましょう。
2. ダイエット方法に合わせた量に抑える：食べすぎないように注意し、事前に決めた量以上は絶対に摂取しないようにしましょう。
3. 糖質制限にこだわる場合は大豆粉などを選ぶ：トルティーヤは高糖質の食品であるため、糖質制限に厳密に従いたい場合は、大豆粉などの低糖質の代替品を使用して自分でトルティーヤを作ることを検討しましょう。
また、トルティーヤは通常タコスやラップサンドのように具材と一緒に食べることが一般的です。ダイエット中には、トルティーヤと組み合わせる具材にも注意を払いましょう。これらのポイントを守りながら、トルティーヤを上手に取り入れて、ダイエットを成功させましょう。
